それは初恋で、





「…はい、却下」

「え、ダメかな? 色々考えたつもりなんだけど…」




相沢くんは足を止めた。




「それって違うだろ。誰が誰といるかなんて自由だし。それを良く思わない誰かのために藤沢は俺を避けんの?」

「……」




だって…、そうは言っても、所詮理屈じゃないんじゃないかって。




「第一、そんなの毎回仮定して誰かの為にって一々予防なんてしてたら、それこそ今と、状況変わらないんじゃね? 自分からまた距離置くことになんだろ」

「そう…かな」

「そ! 気にし過ぎなんだって。それに気を遣われて避けられる方だって悲しいし、傷つくからな」

「ごめんなさい…」




相沢くんはそう言って、再び歩き出し職員室の扉を開いた。