それは初恋で、





というよりも、

私は、正しいとか正しくないとかじゃなくて、ただ、早紀ちゃんの気持ちを応援したかったんだと思う。




「ってか自由なんじゃねぇの? 諦めるも諦めないも」




相沢くんはペンを回しながら言った。




「好きな相手に彼女がいて、諦められんならそこまで」

「…」

「諦めらんないなら納得いくまて足掻けばいいんじゃね?」

「…」

「どっちが先とか後ってより大事なのは、今、気持ちがどこにあるかだろ」

「…」

「で、足掻いて動く気持ちがあったっておかしくなくね?」



確かに。

誰のどの視点から物事を考えるかによって答えは何通りもあるのかもしれない。
万人の正解にはならないけど、自分なりの正解を見つけていかないと心が行き場を失ってしまいそうな気がして。

だから、私は早紀ちゃんの気持ちを応援する上で都合の良い正解を探そうとしたのかな。そんな風に思った。