それは初恋で、





「…研究は?」

「あぁ、データ!!」



湊介さんは思い出したように部屋に向かった。

そしてまたすぐに戻ってきた。




「春樹、これ奈美に返しといて。美味かったって」




湊介さんはお弁当箱を相沢くんに渡した。




「自分で言ってやって下さいよ。姉貴、最近機嫌悪いんスから」

「悪い、今日も大学泊まるから。幸、飯適当に済ませといて」

「あぁ」




湊介さんは早々に部屋を出て行った。