「…何だ? 賑やかだな」 玄関から誰か入って来た。 「あ、湊さん」 「おぉ、春樹! うわ、いらっしゃい。幸(幸村)が女の子ウチに呼ぶなんて初めて…」 「余計なことしゃべってんな」 叶くんのお兄さんは、スラッと背が高くて、キレイな顔立ちをしている。 そして、そんな外見からは予想がつかないくらい、人懐っこい顔をして笑う。 叶くんとはあまり似てないというか、タイプが違う印象を受けた。 「あ…、お邪魔してます」 私は叶くんのお兄さんに挨拶をした。