「あ、バカ押すな!!!」 ザザッ… 振り返ると、 「小野…、吉田と真鍋?」 壁の角から崩れながら三人が姿を現した。 「いや…その…」 「何、してんだよ」 「ウチらもアッキーのこと心配で」 「なら隠れてんなよ」 「それは…、悪かったよ」 「でも、犯人捕まったんでしょ? 良かったじゃん」 「ユキ、」 「何もなくて良かったって。ね、アッキー」 真鍋さんは私の肩を抱いた。