「昨日、亜希が変態野郎にさらわれたのよ!」 「え!!?」 相沢くんは大きく目を見開いた。 そして、力強く拳を握ったのが見えた。 「ほ、ホントに、何にもなかったよ! すぐに叶くんが助けてくれて、警察の人も駆けつけてくれたし…」 「え、アッキー捕まったの?」 「バカ。んなわけねぇだろ、ユキ」 「何の話?」 真鍋さん、吉田さん、小野さんにまで話が広がってしまった。 「席つけ~! 出欠とるぞー。 名前呼んだ時に席にいない奴、欠席な」 みんな口々に文句を言いながら席に着いた。