「…んー、こうしてたいけど、そろそろ退かないと邪魔だね」 「…!!」 私達が抱き合っている最中も、そこは切り離された別世界の訳もなく、容赦ない現実の事件現場であって、警察官が動き回っている。 恥ずかしい…!! 自分たちの世界に入ってしまっていた。 「立てる?」 「うん」 「…」 「…アレ?」 立ち上がるつもりが、腰を抜かしたままだった。 情けない。