朝、昨日言ったように相沢くんと叶くんが早紀ちゃんと一緒に迎えにきた。


私は、昨日の封筒のことは黙っていた。

登校中、私は周りの視線を気にしながら目を動かしていた。




「亜希? あれから何も変わったことなかった?」

「変わったこと…」

「無言電話とか脅迫状とか」

「な、なかったよ…」




それは。




「…にしても奈美さんの制服あって良かったね」

「うん、相沢くんが持って来てくれて…」

「抜け駆け」

「ンなんじゃねぇよ」

「…」