「何、惚れた?」
私は大きく瞬きをした。
「……」
「あはは、それはないか!! うん、やめときな。アイツはライバル多いよ! 気をつけないと中学の時みたいな状況にもなりかねないかもね、あ。ごめん!!」
「!!!」
私はそれを聞いて、少しビクついた。
思い出すだけで、やっぱり肝が冷える。
「大丈夫。私がいるから。私は絶対亜希の味方だから」
早紀ちゃんはそう言って抱きしめてくれた。
温かい…
こんな温もりを感じたことはなかった。
冷たい空気に触れすぎたからかな…
たった1年の闇が、こんなにも私を支配している。


