それは初恋で、




自転車置き場で息を乱していると、




「藤沢?」




相沢くん…




「おはよう」

「…お、おはよ」





どうしよう…

何話したらいいか分からない。




「寝不足?」




!!!


私は急いでクマを隠した。




「何かあった?」




何かって…言えないよ…




「な…にも、」

「はい、嘘。何かあったろ。言ってみ?」

「な、ないよ! ない…」





相沢くんに見透かされてるみたい。