帰り道。 早紀ちゃんと叶くんが私を送ってくれた。 途中、早紀ちゃんはバイトで別れて、今は叶くんと2人。 なんだか気まずい… 「ねぇ、聞いてる?」 「ぇ、あ…ごめん。聞いてなかった」 「いいけど。何かあった? いつもだけど、特に、昼休み以降、変」 「そ、そうかな…叶くんこそ昼休み、何かあった?」 あぁ、こんな聞き方をしたら可笑しいし怪しいのに… 「ふ~ん、そうゆーコト」 叶くんは私の不自然な言動から悟った。