それは初恋で、




私が葛藤している最中、外でお母さんの声がした。




「あら、亜希のお友達? まさか彼氏!?」




お母さん!!

違うよッ、




「いや、その…はい、」




!!?




「まぁ!! 入って入って!! 自転車あるし、亜希帰ってる筈だから」




!!?



何で入れちゃうの~!!




「…あ、お邪魔します」

「どうぞ~、あ、あなたお名前は?」

「すみません、相沢です。相沢春樹って言います!」

「じゃ、ハルくんね。嬉しいわ~、あの子が彼を招くなんて。お友達も高校生になって初めてで、家に来るのはあなたが2人目よ」

「じゃ、1人目って本田…」

「あら、早紀ちゃんのこと知ってるの? いい子よねぇ」






何、盛り上がってるの…







私は、頭を抱えた。