それは初恋で、




私は自転車置き場まで走った。


そして立ち止まり、



「…ハァ、ッ…亜希!!」



早紀ちゃんは、私に追いついて腕を掴んだ。


私は自転車の前で屈み、また泣いた。




「…ッ、早紀ちゃん」

「な~に?」

「早紀ちゃん…ッ、」

「ん?」

「私…ッ、もっと…ウッ、相沢くんと早紀ちゃんと話したかった…ッ、せっかく仲良くなれたのにッ…」

「…何それ、どういう意味?」

「どうしていつもこうなるの…、ッ…どうして普通にみんなと仲良く出来ないの…ッ、どうして……ッ、もう イヤ…」




早紀ちゃんは泣き崩れる私の両肩を揺らす。




「亜希ッ! 亜希は何も悪くないよ! 今まで通り私と相沢と話せば良い!」

「で、きないよ…」

「私、嫌だからね!! 亜希を1人になんてしない」

「早紀ちゃんまで、酷い目に遭うかもしれないんだよ?」

「それでも、私は私の意志で亜希といたいの! てか、私は返り討ちにしてやるってさっき言ったでしょ?」


「……うん」






私も、離れたくないよ。