予鈴が鳴り、私は次の授業に向かおうとした。 「ちょっと…」 叶くんは私の腕を掴んで止めた。 「手当て。してから行ったら?」 私の手のひらは真っ黒で、血が滲み出ていた。 「うわ、血が出てる。行こう。幸村、先行っといて」 相沢くんは叶くんと逆の腕を取り、私を引っ張って行った。 「叶くん、自転車直してくれてありがとう」 叶くんは小さく頷いた。