そしてあたしは翔太に最後のお別れをつげた。


「翔太、今度あったらおねえちゃんいっぱい翔太の好きなもの買ってあげるからね…」
涙がでないほど悲しい。
いままでに体験したことない悲しみだった。

翔太の施設の先生がむかえにきた。

「もう少しだけ。」
心の中でそう思った。
「おねえちゃん。
ありがとう。。」
突然翔太があたしに言ってくれた。


あたしはこらえきれず、うつむいてしまった。



笑顔でバイバイするつもりだったのに。。。








翔太は施設の先生につれられ行ってしまった…





夏の夕日は、沈むのが遅くてさっき翔太とみた夕日は、なにもなかったかのようにレモネード色にあたしを照らしている。