その日の夜


あたしは翔太に聞いた。
「あんた友達いる?」



翔太はキョトンとした顔で答えた。

「いないよ。」





あたしは胸が苦しくなった。


「……友達たくさん出来る所にいきたい?」






「うん!」
翔太はにこにこしながら答えた。