颯、じゃない。 てか、話しかけんなって言われたんだし、メールしてくるわけないか。 …葉音ちゃんだった。 【椛~っ!あのね、うちと颯くん付き合ってるのーっ♪じゃ、それだけぇ】 「はっ…。なんだ、それぇ…」 アタシは2階にいる颯達に聞こえないように声を殺して泣いた。 「…っ…ふっ…」 悲しいのか、悔しいのか、わかんない。 でも…。