君が弟、アタシが姉






俺はそう言って俯く。








「颯クゥン♪椛がどうかろうと関係ないでしょ?うちだけを見てよ」







時川が俺の腕に絡み付いてくる。








「……」





「ねっ!颯クン。颯クンのお部屋、行きたいなぁ…?」








「……ん、行こか」






俺は時川の腕から逃れ、さくさく自分の部屋に向かった。