ご機嫌そうに俺の腕に絡みつく。 「ねぇ、公園行こっ」 「……あぁ」 こいつの香水の匂いが、俺の匂いを消していく。 つか臭い。 俺と椛が別れたのも、凛香先輩と喧嘩になったのも、すべてこいつのせい。 ……。