君が弟、アタシが姉






3時間目の終わりのチャイムが鳴り、アタシはノートと教科書を閉じる。






「椛ーっ!!疲れたぁ」





「えー?どーせまた寝てたんでしょっ」




「あは。でもちょっとは話、聞いてたもん」




「はいはい」




菜月が茜に似てる。





アタシはそんな事を考えながら次の教科の用意をする。