アタシと颯は1度、旅館を出て再び車に乗った。 「ここらへんでいいとこあるかな?」 「多分。ま、俺に任せとけ」 颯は車を走らせ、アタシは行くときに聞いていたあゆの曲を聞いていた。 この歌が、アタシと颯の思い出の歌になるとは…、 知らなかった。