君が弟、アタシが姉





少し低めのトーンで。






アタシはジッと颯を見つめる。






颯の眉間に皺が寄る。







「は?だったらなんだよ」







かすかに聞こえてくる、女の人の声。







不安が襲ってくる。






「わかったから。もういいだろ?うぜぇから。もう電話してくんな」






颯はそう言って一方的に電話を切った。