カラン、カラン 心地よいドアについている鐘が鳴った。 「あっ…あの、アタシ今日面接を受けに来た、榊と言うんですけど…」 「あ、榊さんですか?少々お待ちください。菜月ちゃん、今日はオーダーの方に入ってね!」 「はーいっ!」 菜月は店内の奥に入り、アタシはドアの前で待っていた。