「…ま、いいや。椛、手ェ貸して?」 「うっ…うん」 椛は恥ずかしそうに俺に手を差し出す。 机の近くにあるイスに座り、俺は消毒液を出す。 椛の手、細っ。 俺はそんな事を考えながら、椛の手に消毒し、バンソコーを貼る。 「はい、出来た」