「保健の先生、いねぇし」 「あ…、ほんとだね」 「…ま、いいや。椛、手ェ貸して?」 「うっ…うん」 アタシと颯は机の近くにあるイスに越を下ろした。 「消毒、するよ?」 「うん…」 静かな保健室で2人っきり。