君が弟、アタシが姉







アタシは颯に近付き、ジッと見た。







「颯…大丈夫?」






そう言って右の頬に左手を添える。








「…椛、そんな可愛い顔、しないで」








「えっ…!?」






颯はいきなりアタシの腕を取り、家の中に連れ込んだ。







「ちょっ…、颯っ!?」