怒りを抑えて静かに言葉を発する

多少、こめかみに筋が浮き出て
頬がヒクヒクしているのは
仕方ないとして…

「あ、今のは部長だからとかじゃねぇよ。一個人として感情を言っただけ。」

……ピキッ…

「あの、もうちょっと言葉を選んで…」

“発言した方がいいですよ”

わずかこの11文字も
言わせる隙を与えず…

私の耳元で
ボソッと1言

「いつまでも学生気分でいるなよ。……おじょーちゃん♪」