「茜あり得ないよォ。痛かったんだからァ」

ふいっと横を向く碧。

「だからァ,ごめんっつってんだろ。あんなに乱暴にする気はなかったんだって。」


何故彼らは喧嘩をしているのだろうか。
ただ,茜が悪いらしい事は解る。


「朝起きたら凄くジンジン痛いしぃ-」

口を尖らせて不満気に碧が呟く。

「うっせぇな-マジ。あれしきの事で。」

茜は開き直り始めている。



原因が気になるので,言い争いの前に何があったのか,見てみよう。