「強行突破わぁ..あたしが会場の人を眠らせて,皆で変身して探しちゃおうって作戦だよッ」
ぇ..変身?!何で?
同意見なのか湖心が優音に
「何でわざわざ変身しなきゃいけないの?」
と聞いた。何人かが同調して頷く。
優音は頬をぷくっと少し膨らませると,
「それぞれの動物の特徴が活かせるかも知れないじゃんッパ-ティ-会場は広いし,人がたったの12人じゃ時間かかるもんッあと1時間半だょッ?」
と一気に早口でまくし立てた。湖心,真心くん,千くん以外の人はみんな圧倒されてしまい,変身すると言った。
真心くんは,ヤレヤレと肩をすくめ,
「我が儘姫にはかなわないねぇ。」
とおどけて言い,変身する事に同意した。
千くんは完璧に無視している。
湖心は何故か頑なに,
「僕は絶対変身しないよ。捜索には頭脳とPCを使うし,解除は僕がやるんだしね。」
と言って,同意しようとしない。
なんでそんなに変身を嫌がるのかな?
そんな変な動物なんていないと思うけど...
私が首を傾げていると,真心くんがやって来た。
「ひ-めッ♪そんなに首傾げてど-したの?」
「ぁ...うん。何で湖心があんなに嫌がるのかなって。」
「理由教えてあげようか?」
「本当に?」
「うん。仮にも僕らは兄妹だしね。大抵の事はわかるよ。」
「教えて!」

