「イム ヴ-ンデル シェ-ネンモ-ナ-トマ-イ♪」
小鳥の囀りの様な,可愛らしく透き通った声で歌い,バレエの様な舞を舞始めた。
観衆は暫く皆目を釘付けにして魅入っていたが,突然バタバタとその場に倒れ出した。
「ぇッ?!」
私は驚いて隣の湖心の方を向いた。湖心は私の視線に気づくと,私の方を向き,目を丸くして,知らない,と言う顔で首をふった。
一方優音は,最後まで歌っていたが,オ-ケストラも早い段階で倒れていたので,後半はアカペラだった。
歌い終わると優音はマイクで,
「皆-降りてきてぃ-ょ-♪」
と言った。
私達は慌てて下に降りた。千くんは真心くんに引っ張られ渋々ついてきた。
パ-ティ会場に入ると,優音はこっちこっち-と言う様に手招きしている。
湖心が真っ先に優音に駆け寄り何をしたのか説明を求めた。

