皆どうやって探すか考えてる。
私は引き続き鼠達に頼んだけど,やっぱりそれだけじゃ駄目だよね……私も考えなきゃ。
残り時間は2時間15分…
「もう面倒だから強行突破しちゃお-よッ」
突然,優音が大きな声で言った。
皆が優音に注目する。代表で,といった感じで真心くんが優音に聞いた。
「何それど-ゆ-コト?」
「ぇ-?だから強行に突破しよって。」
「どうやって?」
「ま-みててッ♪」
言うが早いか,優音はアリ-ナを飛び出した。
皆呆気にとられてる。湖心はため息をつくと,
「仕方ない。彼女にさせてみよう。」
と言った。

