『あいみ?』



黙りこんだあたしを
先生は不思議そうに呼ぶ。



「ねぇ先生?」



あたしはなぜか
頭では考えていないことが
勝手に言葉になる。



きっと今までずっと
心の中に抑えていた
あたしの気持ち…





『どした?何かあったのか?』


「なんでもない」


『なんだよお?』