「ね~、何で卓磨にそんな冷たいの?」 さっきまで黙っていた彩が口を開く。 なんで冷たいかなんて決まってる… 『嫌いだから!』 嫌いなのか本当はわからないけど好きじゃないのははっきりわかる。 ただ意地張ってるだけって彩はよく言うけれど… 「なんで?卓磨顔だっていいし中身も本当にいいやつじゃん!!」 彩の言うとおりあいつがいいやつで顔もいいことは認める。 でも…でもね? 「彩忘れたの?私が年上好きってこと…同い年なんて興味ないの。それに卓磨は恋愛対象としては見れないのよ…」