私の王子様-先生【完】

  


「いや…その…」



先生は何か言いたそう。


きっとあのこと誰にも言うなとかでしょ?


言うわけないじゃん…


てか言えるわけない…


先生に迷惑になるようなことしたくないし。



「別に言ったりしませんよ?」

「そういうことじゃない」



そういうことじゃない?


じゃあどういうこと?


他に何があるって言うのよ…


意味がわからない…



私の心はひどく混乱していた。


そして深く傷ついていた…