私の王子様-先生【完】




「なんで急に?」



私は先生と目を合わさないように顔をそおらした。


すると先生は私の顔を追いかける。



「だって今日一回も呼ばれてない。せっかく呼べるんだぞ?」



呼べるんだぞ?


って私が呼びたいみたいじゃん…


まぁ呼びたくないと言ったら嘘になるかもしれないけど。




「私だって名前で呼ばれてません」



あれ?


これって呼んでって言ってるもんじゃない?



私は言ってから思いっきり後悔した。




「明…」



先生は私の名前を呼び目を見つめた。


そんな顔されたら…