私はハーと、大きくため息をつくとその場に立ちあがった。 「体温計どこですか?」 「そこの棚の3番目…」 私は言われた通りに3番目の引き出しをあけ体温計を取り出した。 「計ってください」 そう言って体温計を差し出す。 「うん」 先生はそれを受取り脇の下に入れた。 ピッピ 音が鳴り取り出して見ると38度9分… まぁ大丈夫って言えるような熱ではない。 「なんですぐに熱計らなかったんですか?!」 「だって…」 子供のように口ごもる先生。 すっごく可愛いんだけどさ…