「好きな人はいないのか?」 「ぅ…ん」 好きな人と言われ頭に浮かぶのは先生の顔。 私は必死に先生の顔を頭の中から消した。 「いないのか…卓磨君とはどうなんだ?」 「卓磨?卓磨とは何もないよ…」 お父さんは卓磨のことを気に入っていた。 たぶん私と卓磨が結婚したらなとか考えてると思うけど 私と卓磨がそうなることは絶対にない。 「そうか…まぁ頑張りなさい」 「うん」 それからお父さんと私は学校の話をしたり会社の話をしたらりして家に帰った。