「無理に言わなくていいよ…」 卓磨はそう言って私を抱きしめた。 私は抵抗もせずそのまま卓磨に抱きつく。 「ほら泣きたいなら今のうちだぞ?」 そう言って私の頭をなでた。 「うっ…たくま~」 私はさっき無理やり止めた涙をもう一度流した。 そして気が済むまで泣き続けた。 そのあと私は卓磨に送ってもらい無事家に到着。 彩にも電話で別れたことを話して。 そのまま眠ってしまった。