私の王子様-先生【完】




「も~う!!やっぱり先生には作ってあげない!!」

「おいおい何も言ってないだろ?」

「顔でわかります!」



本当はわかってるくせに…


わざとあんな顔したんでしょ?



「冗談だよ。作ってくれよ」



と言って私の頭をポンとたたく。


悔しいけどそんなことされたら簡単に許せちゃう。



「おいしいの作りますから」

「あぁ…」



そう言って私たちは自然に笑っていた。






そして初めての二人でも夕食は私にとって本当にかけがえのない思い出になった。