そうだよ…



恋してるよ。



無愛想で…



口が悪くて…



意地悪で…



でも、



優しい。



あたし、



そんな先生に恋してるよ。



あたしはドキドキと高鳴る胸にそっと手を当てると、ゆっくりと瞳を閉じた。



「ねぇ…先生…」



「あ?」



「好きだよ。」



「………知ってる。…ってか、寝ろ。」



そして少しだけ布団を捲り、



頭をクシャクシャっと撫でてきた先生は、



「俺は身もココロも元気なオンナが好きなんだよっ。さっさと元気になりやがれ。」



あたしの耳元に唇を寄せると優しく囁いてきた…





fin...