そしてたどり着いたのは。
『K−Racing』
パパが経営するバイク店でもあり、あたし達が所属しているチームの本拠地。
「睦海、どうした?」
ちょうどお店の前でバイクを動かしていた、柏原 祥太郎が手を止めてあたし達に近付いてきた。
「…何でもない」
あたしはタオルで顔を拭くと笑ってみせた。
「何でもないって顔、してないけど?」
祥太郎はあたしの髪の毛をグシャグシャに撫でた…というか乱した。
「光さんなら、奥だよ」
「…別に会いに来た訳じゃない」
「…睦海、やっぱり何かあった?」
祥太郎はあたしの顔を覗き込む。
「いいから」
あたしはそう言うとお店の中に入っていった。
『K−Racing』
パパが経営するバイク店でもあり、あたし達が所属しているチームの本拠地。
「睦海、どうした?」
ちょうどお店の前でバイクを動かしていた、柏原 祥太郎が手を止めてあたし達に近付いてきた。
「…何でもない」
あたしはタオルで顔を拭くと笑ってみせた。
「何でもないって顔、してないけど?」
祥太郎はあたしの髪の毛をグシャグシャに撫でた…というか乱した。
「光さんなら、奥だよ」
「…別に会いに来た訳じゃない」
「…睦海、やっぱり何かあった?」
祥太郎はあたしの顔を覗き込む。
「いいから」
あたしはそう言うとお店の中に入っていった。


