高校1年の夏。
夏休みの宿題で、
教科書に掲載されている、ある話を読んで、
「学習の手引き」にある問題をやれ、というものがありました。
どういう話だったかは覚えていないのですが、
その「学習の手引き」に、
こんな課題がありました。

「この話と同じように、
 現実と空想世界が交差するような
 物語を書いてみましょう」

そこで取り出したのが、
中学3年の時に選考漏れした、
あの話。
「この課題にピッタリじゃない!」と思い、
何箇所か修正して、
原稿用紙に書きました。

2学期になり、
授業が終わった後、国語の先生に、
「書いてみたんですけど、読んでください」と言って、
その原稿用紙を渡しました。
この先生、歴史小説を書いていて、
自費出版で何冊か本を出してるそうです。
もちろん、文芸部の顧問。
でも、実は、私は文芸部には入らなかったんですよ。
部活見学に行った時に、ものすご~く入りづらい雰囲気だったので。
ちょうど、
初めてBBSに書き込みをする時に、
なかなか入っていけないような…
あんな雰囲気です。
そんなこともあり、
高校で私が小説書いてるのを知ってる人はいませんでした。
…この時までは。