その反感が決定的になったのが、
修学旅行でのこと。

修学旅行の行き先は、日光と東京方面。
1日目は日光に行くことになっていました。
なので、集合時間は、朝5時。
「遅れてきたヤツは、置いて行く」
先生は、そうおっしゃっていました。
で、当日。
集合時間になって…
先生が来ない。
学校側があわてて自宅に連絡取ると、
…寝ていたそうです。
先生が学校に着いたのは、6時過ぎてから。
学校に着いた時には、まだ暗かったのに、
辺りはすっかり明るくなっていました。
当然、後の日程が遅れたわけで。
東照宮は、雨。
華厳の滝は、霧の中。
同じ日に修学旅行に行った他の学校の人は、
「雨降ってなかったよ。滝きれいだったよ」
と語っていましたが…
私のアルバムの写真は、ものの見事に真っ白でした。

当然、児童が先生についていくわけもなく。

母には、「よくもまあ、学級崩壊しなかったね~」と言われました。
いえいえ、そんなことはありません。
「先生が食べてるんだから、私たちが食べていいだろう」と言って、
人目につかないところで、
チョコレートや飴を食べてましたよ。
授業も、聞いてるふり。
クラスの半数が塾に通っていたので、
勉強できる人は問題ないし、
できない人も、友達に聞いてました。
親や学校には迷惑をかけない。
それが、私たちの「学級崩壊」のやり方でした。