普通に街を歩いているだけなのに、
よく道を聞かれます。
地元ならまだしも、
旅先でも。
…そんなに声かけやすそうな顔、してますかね?

大学時代、
学校に向かうために東京駅を歩いていたところ、
旅行者と思しき方に、
「この駅、どうやって行けばいいですか?」と
聞かれました。
知ってる駅なら教えてあげられたのですが、
知らない駅だったので、
丁重に誤りました。
…だって、まだ通い始めたばかりだったんだもの。
JRならまだしも、私鉄だったんだもの。
メジャーな駅じゃなくて、マイナーだったんだもの。
読み方すらわからない駅だった…
その方には、申し訳ないことをしましたけどね。

友人と大学の近くを歩いていたら、
「ここに行くには、どうすればいいですか?」と
聞かれました。
大学の近くにある公民館か図書館だったと思いますが、
場所がよくわからない。
友人は、スタスタと行ってしまいました。
「冷たいね」と言ったら、
「わからないものは、わからないから、仕方ないだろ」
…ごもっとも。

それ以来、
文庫本サイズの地図を持ち歩くようになりました。
東京はあなどれない。