「なんだか本物みたいね。」

亜美は不思議そうに尋ねる。


「だから本物だってば!」


耳を触られてくすぐったいのを我慢して答えるあたし。



「なんで猫耳なんか生えてるの?」



「だからうち、猫耳が生える家系なんだってば。
・・・ちょ、ひっぱらないで!
痛い!」



亜美は思いっきり猫耳をひっぱった。


うぅ、ジンジンして痛いよ。



「本物みたいね。
へぇ、猫耳・・・
ふふふっ。」



亜美は何を納得したのか、すっきりした表情を浮かべ、怪しく笑った。



なんだか怖いよ、亜美さん。



・・・ってちょっと待てよ?











亜美に猫耳バレたぁ!!