猫耳ぱにっく!

「全部食べるための手伝いをしてあげてるのよ。」

亜美は得意げに言うと、今度は卵焼きに手を伸ばした。

私はその手をはたく。

「だめ、あたしの食べる分がなくなっちゃう。
亜美はちゃんと自分のお弁当あるでしょ?」


そういってふと亜美のお弁当を見ると、もう空になっていた。


「だってもう全部食べちゃったわ。」


亜美はどこぞの女の子のように舌を出した。


…目は笑っているが、獲物を狙う目だった。


こうしてあたしは亜美からお弁当を死守しながら、完食した。