冬弥のように誰にでも言っているようでなくて、気休めでも何でも無くて。 ただ心から言ってくれた言葉に感じた "お前らしい名前だな" きっとひかりは一生忘れないだろう。 「ところであのお付き君には連絡しなくていいの?」 「あいつはウルセェー」 「だからってなあー」 「おい、ケータイ出せ」 「んなもん置いて来た」 「しゃーねーな」 「家まで連れてくか」 「「俺らも行くー!」」 「…………………」 「譲はどうすんだ?」 「……………行く。」