IcePrincess







「食ったり帰れ、明日はちゃんと学校にいるから」




「逃げんなよ」



しつけーな






「…………………………」




「氷吾、しつこい男は嫌われんだぞ!」




「氷吾ひかりに振られてやんのー!」





茶化すな冬夜





「ひかりさん、こんな奴にたぶらかされちゃダメっスよ!!」






「帰んぞ」





氷吾の一言で全員立ち上がり帰って言った





まさに鶴の一声








「ひかり、明日ちゃんと学校で待ってろよ」





「わかったよ」








「ぢゃあひかりさん!俺も帰ります。また明日ー!」






慌ただしく帰って行った奴らの空気がまだ部屋の中に残っていて





少し…………………寂しいと思った。









「ひかり……………か」







氷吾が「ひかり」と呼んだ低い声をひかりの耳の中で児玉してた