グリーン・ブルー

「知念!貴様、よくも警視庁の看板に泥を塗ってくれたな!」
岸から鬼ザクロ警部が怒り狂って叫んだ。
「警部、何のことですか!」
「とぼけるな!このZ野郎、いわずもがなのローマ字野郎!お前がこの前の発砲事件の犯人だってことはわかってんだ!鑑識で、お前の銃と、事件に使われた銃の弾痕が一致したんだよ!」
鬼ザクロ警部のまわりの警官たちは、構えた拳銃を水上の二人に向けている。
「なんてことだ・・・エリザベート、どうやら、ラブホテルからシャワーヘッドを盗み出したことが公安にばれたらしい。俺たちもここまでのようだ」
「そうみたいね。でも悔いはないわ。シャワーヘッドは動物たちに渡ったし、なにより、アナタがそばにいてくれるから」
「エリザベート・・・」