あたし絶対病院には戻りたくないっ! そう思ったら保健室に背を向けて走り出していた。 「おいっ!瞳っ!走るなってっ!」 後ろから先生の怒鳴り声がする。 絶対追いかけてきてるよ~っ! どうしよっっ とにかく無我夢中で走って学校の外に出た。 でも出た瞬間足がもつれてこけてしまった。 「いっ‥た~いっ!」 痛いよ‥ほんとに痛いっ 「バカか、お前は。」 顔をあげるとあきれた先生がいた。 もう終わりだ‥ 絶対病院に連れ戻される。